魅惑の女王デッキを組んだ話

早いもので、2019年も残すところあと1か月を切りましたね。

ycsj東京に参加した話をブログに書こうかなと思っていたのに、気がついたらこんな時期になってました。完全にタイミングのがしたな~

 

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タイミングを逃すといえばギアギアクセル。効果つよいのに

 

それはさておき、今回は【魅惑の女王】デッキを組んだのでその構築などについてお話をしたいと思います。

 

 

 

魅惑の女王って?

 

魅惑の女王とは、2006年にCYBERDARK IMPACTにて登場したレベルモンスターです。「Lv3・Lv5・Lv7」の3体が存在し、全て闇属性魔法使い族のカテゴリーです。

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1ターンに1度、Lv3はレベル3以下、Lv5はレベル5以下の相手モンスターを装備する起動効果があります。自身の効果で相手を装備した状態で、自分のスタンバイフェイズに自身と装備したモンスターを墓地に送ることでレベルアップすることができます。

最終形態のLv7には装備するモンスターの制約がないため、効果の対象にならないなどの耐性持ちを除き、レベルを持たないリンクモンスターや裏側守備表示モンスターも自由に装備できます。

レベルモンスターにしては珍しくいずれも通常召喚が可能ですが、正規の条件でレベルアップをしないと装備効果は発動できません。

つまり、レベル3以下の相手モンスターを装備した状態の「Lv3」を自分のスタンバイフェイズまで維持することで、「Lv5」にレベルアップ。次にレベル5以下の相手モンスターを装備した状態の「Lv5」を自分のスタンバイフェイズまで維持します。ここまでしてようやく「Lv7」にレベルアップできるのです。

 

レベルを持たないリンクモンスターが主体となる現在の遊戯王で、相手が都合よくレベル3以下・レベル5以下のモンスターを用意してターンを渡してくれることは期待できないので、そこも含めて構築しなければなりません。

仮に装備効果を発動できた場合、サクリファイスよろしく装備カードと引き換えに1度だけ戦闘破壊耐性を得ることができます。しかしそれではレベルアップが出来なくなるので、装備した後は何かしらの方法で守る必要があります。攻撃力が500や1000のモンスターを自分のスタンバイフェイズまで維持するには、それはもう手厚いサポートが必要になります。

 

ちなみに遊戯王wikiには、魅惑の女王の項目にこのように書かれています。

厳しい発動条件をはじめとする数々の調整がされており、Lvモンスターの中でも極めて扱いにくい存在である。

普段は温厚な遊戯王wikiにここまで言わせるなんて・・・

 

 

魅惑の女王デッキを組もうと思った理由

 

そんな極めて扱いにくいとまで言われてしまう【魅惑の女王】デッキですが、イラストや効果が好みだったこともあり、いつかは組みたいと思っていました。

しかし組むにあたっての課題があまりに多すぎます。フリー用とはいえ実戦レベルまで仕上げるには気の遠くなる現状に、組み始めても途中で挫折するだろうなという予感がありました。

 

そんな状態で半年程が経ったある日

 

 

救世主とも呼べるお方が現れました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら、SOLテクノロジーのクイーンさん。

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彼女はまさかまさかのアリュールクイーン使い。

1年目から出ているにも関わらず、一向にデュエルする気配を見せないクイーンさん。

どんなデッキを使うのかな~と思ったら、これはびっくりアリュールクイーン!

 

とても具体的な新規カードにより、盤面に魅惑の女王が並ぶ光景はまさに圧巻でした。

ストーリーの都合上わりとあっさりAiに負けてしまいますが、構築意欲をかきたてるには充分すぎるほどでした。

この回の放送を機に、さっそくデッキ構築に取り掛かります。

 

 

 

デッキレシピ

 

こちらが完成したデッキレシピです。

※現在はガーデンローズメイデンを氷結界の龍トリシューラに変更しています。

 

魅惑の女王がCYBERDARK IMPACTで登場してから13年ほど経ちました。その間にカードプールは大幅に増え、ルールや召喚システムにも変更があり、現在は魅惑の女王とも相性のいいカードが多くあります。

それらのカードで魅惑の女王をサポートしつつ、場持ちのいいシンクロモンスターを中心に戦っていくのがこのデッキのコンセプトです。レベルが3・5・7とバラけている都合上、多彩なレベルのシンクロ召喚ができます。

 

魅惑の女王をサポートするにあたって、以下の特徴に分類することができます。

  • 闇属性
  • 魔法使い族
  • レベル3・5・7
  • 低いステータス(500、1000、1500)
  • 装備効果

最初の項目で述べたように、Lvモンスターとして見ると運用の難しい部分はありますが、これだけ多くのサポートに引っかかるステータスをしているのは、デッキを組むにあたって大きな後押しとなりました。

レベルアップは隙あらば狙っていきますが、実際は中々難しいところです。フリーとはいえ、相手がレベル3以下のモンスターを棒立ちでターンを渡すことはそうそうありません。

なのでレベルアップだけを軸の動きとするのではなく、恵まれたステータスを活かして積極的にフィールドに並べていくことで、後続の展開に繋げられるデッキを目指しました。

 次の項目で主なカードの採用理由を紹介していきます。

 

 

主なカードの採用理由

  • 魅惑の女王Lv3
  • 魅惑の女王Lv5
  • 魅惑の女王Lv7

このデッキの核です。

地獄の暴走召喚を入れているため、各3枚の投入です。全てのLvで暴走召喚に対応しているため、フィールドに顔を出す機会はわりかし多いです。Lv5に暴走召喚を発動した場合、そのデュエル中は一生レベルアップできなくなるので、それは仕方ないと割り切ってリンクやシンクロにつなげて戦います。

状況次第では効果が発動できるLv3とは異なり、Lv5とLv7は手札に握ってても仕方ないので、手札にあるときは闇の誘惑で除外するなり各種手札コストとして活用します。サポートに恵まれていることもあり、蘇生カードや帰還カードを豊富に入れているので、またすぐに戻ってこれます。手札、墓地、除外、デッキと、いろんな場所から出てきます。

 

  • 終末の騎士

このデッキ一番のパワーカードです。相手フィールドの状況にもよりますが、ディアボリックガイを落としてイゾルデからドラゴディウスをサーチしつつカオスエンドマスターに繋ぐことで、Lv5かLv7を特殊召喚できます。

このカード1枚で多くのアドバンテージを稼ぎつつ魅惑の女王にアクセスできるので、初動として大変重要なカードです。

かなり線が細いうえに相手次第とはいえ、一応の魅惑を展開する手段があるのはこのデッキのいいところだと思っています。

 

  • カオスエンドマスター

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星3/光属性/戦士族/攻1500/守1000
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、デッキからレベル5以上で攻撃力1600以下のモンスター1体を特殊召喚できる。

 

屈指の魅惑サポートカードです。条件を満たしたとき、デッキからLv5またはLv7を特殊召喚できます。これもステータスが低いからこそ受けられる魅惑ならではの恩恵です。ついでと言ってはなんですが、デストルドーやディアボリックガイも対応してます。

戦士族のため、イゾルデの効果でデッキから特殊召喚が可能です。むしろこのカードのために装備魔法を4を入れてます。このデッキではそれだけの存在だと個人的に思ってます。

自身の攻撃力は1500しかないのでなんらかのサポートが必要になりますが、ドラゴディウスや黒牙の魔術師などにより戦闘破壊のおぜん立てができます。

注意点としては破壊したモンスターを墓地へ送らないといけないので、トークンやペンデュラムモンスターを倒しても発動できません。

チューナーなのでメイン2の展開に繋げられる便利なカードです。

 

  • 魔装戦士ドラゴディウス

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基本的に使うのはP効果のみです。

手札1枚をコストに、相手モンスターの攻守を永続で半減するP効果を持ちます。

P効果はイゾルデでサーチしたターンにも使用できるので、前述したカオスエンドマスターが3000未満まで倒せるようになります。

 この効果にターン1制限はなく、相手からの攻撃にも使用できるのでスケールを維持することで戦闘で有利に立つことが期待できます。

 

  • 幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ

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 モンスター1体のレベルを2にする効果、そのモンスターの攻撃力を600下げる効果、自身をレベル2のモンスター扱いとして守備表示で特殊召喚する効果、このターンファントムナイツは戦闘破壊されないという一連の効果を持ちます。

相手モンスターのレベルを2にすることで、魅惑Lv3の装備効果につなげることができます。自分のモンスターにも使用することができるので、シンクロ召喚のサポートができたり、そのままランク2のマネキンキャットを出すことができます。

墓地のバージェストマの効果発動にも一役買ってくれる芸の細かいカードです。

レベルを持たないリンクやエクシーズモンスターには発動できません。

 

  • フォーチュンレディ・エヴァリー

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 このデッキのエースモンスターです。

地獄の暴走召喚などで場に出した魅惑をどう次につなげようか悩んでいたところ、素材に魔法使い族を要求し、かつ優秀な効果を持つこのカードに焦点が当たりました。

スタミナ・除去・打点と、魅惑だけでは用意できない要素をカバーしてくれる大変優秀なモンスターです。

蘇生効果に必要な墓地コストには、暴走召喚で使用した魅惑を使うことができます。最後までチョコたっぷり的な。

 

  • No.29マネキンキャット

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 こちらも魅惑と大変相性のいいモンスター。

相手の墓地からレベル3以下のモンスターを特殊召喚し、さらに相手の場に闇属性か魔法使い族がいれば、Lv3の装備効果の発動につなげられます。

エクシーズ素材には前述したロストヴァンブレイズやバージェストマのほかに、ゾンビキャリアやオライオンなどのチューナーも使用できます。

 

このカードがいればギブ&テイクがとても強力になるので、入れようか悩み中。

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 特筆すべきカードは以上です。

 

おわりに

 

構築が固まったことが嬉しくてあらゆる知り合い相手にこのデッキを使ってるのですが、正直だいぶ相手を選びます。

軸となる魅惑のカードパワーが低いこともあり、まずは徹底的にサポートすることを優先したため、バック除去や厄介なモンスターの処理方法がありません。それでも今のところはそれなりに戦えているので、まだ大きな変更は必要ないと考えてます。

もしこのデッキとデュエルしたいという物好きな方がいましたら、ぜひお声掛けください。

 

前回の仮面魔獣の記事ではデッキに入れてるカード全ての採用理由を書きましたが、あまりにも長かったので今回は紹介するカードを厳選しました。

そのため今回はややあっさりした感覚があるので、読まれた方がどう思ったかコメントやツイッターなどで意見をいただけたら幸いです。

 

それではこの辺で終わりにしたいと思います!

最後までお付きあいいただきありがとうございました~⤴

 

 

 

 

 

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